毎週末、浅草に泊まっている。
別に仕事などで泊まらざるを得ない、というわけではなく、自分の意志でそうしているのだけれど。
何故浅草か、というと、確かに好きな街だということもあるけれど、単純に宿が安いからである。
夜、宿から飯を食べに出るついでに、散歩。暖かかったから。
もうすぐ春が来るっぽい。
でも暖かいことを除けば、春は好きではないかもしれない。人が多くなるし。
だいたいこんな写真を撮っている奴が春を好きなわけが、ない・・・
のだろうか。よくわからない。
「好きになりたくはある」という面倒くさいことを言ってみる。
一昨年もほぼ同じ構図の写真を撮った。
あの時はまだスカイツリー開業してなかったが。
夜でもお参りは出来る。中には入れないけど。
昼間は混んでいるので、この位置からじっくり写真を撮るのは難しいのです。
ぎゃー、人だ。
ミニ四駆を持っていないことが悔やまれる。
伝法院あたり。
路地裏愛好病は不治の病。かわいそう。
焼き肉食べたい。食べる相手がいない。かわいそう。
もんじゃ焼き食べたい。食べる相手がいない。かわいそう。
街はきらめくパッションフルーツ。かわいそう。
合羽橋のほうにも行ってみる。
「ねえ、君もこっちに来て一緒に膝を抱えようよ」
「魔性の味」
まっすぐな道でさみしい
誰にも見られず、
誰のことも見てない、
と思ってたらスカイツリーに見られていた。
工事の人は、見て見ないふりをしてくれた。
道路くらいしか俺に話しかけてこない。
細い道を帰る。
二人用ホテルが建ち並ぶなかを、一人用ホテルに向けて帰る。