駅を出ると、さっそく「やきもの散歩道」の案内が。
常滑は焼き物の町なのです。
まず散歩道のスタート地点、陶磁器会館まで歩く。
駅前に激渋の旅館。
陶磁器会館への道は、「とこなめ招き猫通り」になっていて、
通りの壁面には、色々な「招き猫」が設置されている。
別に昨日に比べて、とかではないが、クオリティが高い。
常滑は招き猫生産日本一なのだそうだ。
陶磁器会館前のポストも。
さて、ここから「やきもの散歩道」。
土管が壁一面にある。こんなに土管があるのはスーパーマリオくらいでしか見たことがない。
さて、散歩道は始まったばかりなのだけれど、
いきなり寄り道。
味のある路地を歩く。
目的地は駐車場・・・ではなくて、
実は招き猫通りの上にいた、とこにゃん。
とこにゃんを見つめる猫。
とこなめを見守るとこにゃん。 このキリリとした顔がかわいい。
実を言うと、愛知に来た理由の30%くらいは、とこにゃんに会いにくることにあった。
前から来たかったので、とてもうれしい。うれしい。
もうこの時点で大満足。
しかしもちろん町も見てまわる。
とこにゃん以外の事前情報は仕入れていなかったのだが、実際に来てみると、常滑は、作り物ではない昭和っぽい雰囲気が普通に残っていて、写欲が湧いてくる素敵な町。
モノクロにしたくなる風景である。
昔の製陶所のレンガ煙突。町中に何本もある。
去年行った瀬戸内海にある島の雰囲気にちょっと似たものがある。海に近くて、丘になっているからかしら。
焼酎瓶が壁一面に埋め込まれている。
・・・と、調子に乗ってパシャパシャ撮っていたら、雨が強くなってきた。
(この日は傘を片手に撮ることが多かったので、ブレた写真が多かった)
屋内に退避するため、「登釜広場 展示工房館」へ。
その工房館前に、でかい瓶が。
戦争中に戦闘機の燃料を入れるために作られたらしい(使われなかったそうだが)。
館内。
製陶所の煙突、昔はもっと高かったらしい。
危ないから短くしてしまったのだと、館内にいた地元のおじさんが教えてくれた。
雨がやんだので、また外へ。
ここで「やきもの散歩道」のルートをいったん離れ、「陶彫のある商店街」を通り、INAXライブミュージアムへ向かう・・・
のだが、また雨が降ってきたので、あまり写真は撮れず。
招き猫ではない猫もちゃんといる。挨拶をしたら逃げられた。
着いた。途中の写真はあまりなかったが、まあまあ歩いた。そして空腹。しかしミュージアム内のレストランは混みすぎ。待っていられないので、ミュージアムを見学。
敷地内には、世界のタイルコレクションを展示する建物、昔のトイレや土管関係の資料を展示する建物のほか、体験教室など、いろいろな施設があり、主に小さな子供を連れた家族で賑わっていた。
「世界のタイル博物館」を見学。音声ガイドが100円で良心的。
普段は気に留めない「タイル」にも、歴史があることがわかる。
別の施設では昔のトイレをたくさん展示していた。
いい排泄ができそうだ。
しかし個人的に一番熱かったのは、「建築陶器のはじまり館」。
関東大震災以降に建てられたモダンな建築。それらが解体された際に、外壁等を飾っていたタイル、テラコッタを引っ剥がしてきて展示している。
フランク・ロイド・ライトの帝国ホテルから持ってきた柱。
レンガに入っている縦の刻みがシャレオツ。
こういうものを目にしたのは初めてではないのだけど、普段は建築物全体を見てしまうので、改めて説明とともに、こうやって部分だけを見ると、すごく面白い。
でかいのは、屋外の「テラコッタパーク」にある。
裏側を見ると引き剥がしてきたことがわかる。
こんなに面白いのに、
子供受けは悪いのだろう、
写真をじっくり撮れるから、むしろいいけど。
充分堪能したので、また「やきもの散歩道」のほうに戻る。
雨もやみました。
煙突から木が生えてる。
なんて贅沢な植木鉢だこと。
常滑を去る前に、もう一度とこにゃんにご挨拶。
夕方のとこにゃんも良い。
まだ時間があったので、電車に乗り、
セントレアにも行ってみた。
うーん
旅行しているのに
旅行に行きたくなる。
ゆるキャラだ。
もう何年も外国に行ってない。
そろそろ行こう。
などと思いながら、空港を去る。
そんな愛知2日でした。