東京拘置所に行った話

 

 
といっても別に捕まったりしたわけではない。将来の予習でもない。
 
「東京拘置所矯正展」というイベントのためである。

 


千代田線の綾瀬駅で降りる。初めてである。綾瀬は恐ろしいところだ、永遠の世紀末だ、という話を何度か聞いていたので緊張する。空が濁っている。

 
ゼロ番線。世界の果てに行けそう。厨二病の心に火をつける。

 

 
だいたい思っていたとおりのイメージ。

 

 
写真では見づらいかもしれないが、商店街の時計が止まっている。素晴らしい演出。

 

 
絶妙なねじれ方。色のくすみ方も素晴らしい。

 

 
住むのはビミョーだが、写真を撮るなら意外と面白そうな場所だと思った。夜は怖そうだけど。
 
 

 

 
見えた。

 

 
橋を渡って回り込む感じで歩く。

 

 
なんだこの壁。あまりほかで見たことの無い壁。中から見るとどうなっているんだろう。

 

 
 
 
刺青とタトゥーって違うのか。

 

 
何も悪いことはしていないのに入場チェックでビビってしまうCHICKEN

 

 
 
オールスター。

 

 
色んな企画をやっている。

 

 
モデュロールさんたちが

 

 
将棋をしている。俺も入りたい。ちなみに右の人はたぶん居飛車穴熊。細かい。

 

 
テレビがある。うちより凄い。
 
 
 
入所者が実際に受けるのと同じ性格検査が体験できるコーナー。大人気で用紙が尽きてた。自分も受けたんだが、結果の引換券を待ち時間中に落としてしまったのだった・・・。
 
ちなみに「キレやすいですか?」みたいな質問が多めのマークシート式のテストだった。

 

 
どこから持ってきたのかよく分からない感じの生首が怖い。子供が泣くと思う。

 

 
屋外に戻る。運動場みたいなものがある。

 

 
ジュースが安い。そういえば国立公文書館の自販機もこれくらいだった。
 
 
 
出店コーナー。受刑者が作った色んなものを売っている。
 

 

 
将棋盤。買えば良かったか。
 
 
キティちゃんのだるまが刑務所で作られている図を想像するだけで楽しい。
 
 
かわいいグッズも結構売っている。女性刑務所のブースだったかもしれない。
 
 
花も売ってる。
 
 
庁舎。地上12階、地下2階らしい。でかい。
 
 
この中に死刑場とかもあるんだよな。
 
 
入り口は鉄壁のガード。
 
中の人たちは外の賑わいとか聞こえて鬱になっていたのだろうか。
 
俺が所長なら外の賑わいを館内放送でずっと流す。葉巻を吸いながら。
 
 
別コーナーでは家具なども売っている。こちらも当然メイド・イン・刑務所である。
 
 
神輿まで売っていた。178万円。相場がわからんが安いのだろうか。
 
 
昔使っていた方の建物。約80年前に出来たそう。チャップリンが絶賛したらしい。
 

 

 

 
軍艦っぽい。
 
新しい方もそうだけど、左右対称なのは理由があるのかな。監視しやすいのかしら。
 
食べ物も売っていて、「プリズン弁当」という入所者が実際に食べているのと同じものが販売されていたそうなんだけど、俺が行ったときには既に売り切れていた。無念すぎる。噂によると見た目はマズそうだが味は割と良い、とかいう話だった。それにしてもネーミングがポップでキャッチーでクリミナルである。天才刑務官でもいるのか。
 
というわけで一通り見て回った。
 
別の用事があったので帰りは東武鉄道小菅駅へと向かったのだが、途中にこんなのが
 

 

 
ご当地ビジネスである。
 

 

差入屋の存在は知っていたが、そっちだったか。通り過ぎてしまった。次回は見に行こう。