餃子の街、宇都宮の駅前である。生まれて初めて来た。
餃子像。山田邦子の番組で作られた物らしい。山田邦子ってどこ行ったんだ。
「大宮を小さくしたような街だ」と思ったが、単に駅を出ると歩道橋になっているってところだけかもしれない。
さて、そんな宇都宮駅前からバスに乗り・・・
本日の目的地、大谷資料館に到着。
この資料館がある大谷地区は、「大谷石」という石材が名産の町なのだそうだ。
フランク・ロイド・ライトも大谷石を帝国ホテルに使ったらしい。
この資料館では、このように石の採掘機械が展示されていたり、大谷石の歴史的な説明がされていたりする・・・
・・・のだが、
メインは資料館内から階段を下りた地下。
(大きな石が綺麗にまっすぐに切られていると興奮するのはなぜだろう)
こちらの大規模地下採掘場跡が一番の目玉。
広い。そしてちょっと寒い。でもかっこいい。
実際、いろいろな撮影で使われているらしい。
ちなみに自分もこの場所は『セーラー服と機関銃』で知った。
橋本環奈じゃなくて、薬師丸ひろ子のほう。
写真だと明るめになってしまうが、実際はもっと薄暗い。
ISOはアゲアゲであった。
結構ライトアップしていたり、謎のアート作品的なものが置いてあったり。
綺麗なことは綺麗だし、写真映えはするんだが、でもちょっとやりすぎというか、余計なような、微妙な感じ。
RPGのダンジョンっぽい。ドラクエのゴーレムなんかが出てきそうだ。
たまにはぐれメタルも出てきそうだ。
石を切り出すと、壁にこういう筋が付くらしい。
1時間半ほど写真を撮りまくり、退出。
次は近くにある大谷寺へ。
本堂が凄いところに建っている。正確には、この岩壁に掘られた千手観音がご本尊で、それを覆うようにして本堂が建てられているため、このようになっている。
いずれにせよ、珍しいお寺。
(残念ながら中は撮影禁止なのでご本尊の写真はないが、こちらの文化庁のページで見ることができる→ http://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/photolist.asp)
このお寺の場所からは縄文人の骨も出てきたらしい。昔からパワースポット的な場所だったのかもしれない。
さらにここからすぐのところにあるのが「平和観音」。
上の大谷寺の千手観音は平安時代のものらしいが、こちらは太平洋戦争後に作られたもの。特に入場料などは無く、誰でも見ることができる。
もちろんこれも石。
大谷石を満喫した1日でありました。
・おまけ
宇都宮駅までのバスの時間まで、あたりをウロウロしていたら、すごい廃墟が。
「大谷グランドセンター」という、廃墟マニアの方々には有名な物件なのだそうだ。
いたるところに「立ち入り禁止」の札が貼られていたので、あまり近寄れなかったけど。。。
軍艦島とか人気なんだから、こういうのも行政が管理してツアーとかすればいいのに、と思ったが、そうするとつまらなくなっちゃうのかなあ。